現代文のジャンル
現代文は小説と評論の2種類がある。小説は人物の心情を読む力が問われ、評論文は論理的な力が必要とされる。物語は背景や心理描写から、評論文は文章の論理的な関係から本文を読み取っていく。
小説と評論文
小説は登場人物の気持ちを考えるようによく言われる。しかし、出来事のきっかけや人物間の関係など読み解く材料が多いので、ただやみくもに想像するだけでは足りない。ストーリーは自分の主観も入りやすいため、できるだけ客観的に読解するためには労力がいる。それに対して、評論文は明快である。評論文は相手を納得させるための主張があり、それを裏付けるための根拠が書かれている。説明不足であれば言い換え表現を、話題を転換したいときは逆説の接続詞などを使って説明していく。
小説文と評論文の勉強法
小説の勉強法は小説を読むだけでは身につかない。現代文についても同様である。まず、本を読むことから「始めない」ことである。学校の先生や巷のサイトではよく本を読むことをすすめているが、それらはある程度できるようになってからのことである。本を読めば多少の効果はあるかもしれないが、とくに苦手意識をもっている人は、どういうことに意識をもてばいいのかわからないままになってしまう。つまり、漠然と意識するだけでは読み取れるようになれないのである。そうではなく、参考書や誰かの著書を購入するなどして、基礎を身につけてから本を読むようにするほうがよい。
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