プログラミングができるということ

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汎用性を意識した設計

プログラミングができるようになるといっても、これには段階がある。とくに未経験から就職したプログラマが誤解しやすいことであるが、ただプログラムが書けるだけではプログラマになったとはいえないからである。ただ書けるようになるだけではなく、汎用性を意識した設計ができてこそはじめてプログラミングができたといえるのである。

汎用性とは

汎用性とは応用範囲が広いことである。自分からみても他人から見ても、その機能が使いやすいことである。少しの変更があっても、変更しやすい作りになってること。それである。したがって、自分だけ使いやすい作りになっていても意味がない。

コードの読みやすさ

汎用性は、コードの読みやすさも含む。これはプログラムのロジック、つまり論理の流れが追いやすいことを表す。論理の流れといっても、コメントを加えるだけではない。国語力を駆使して、的確な説明を行わなければならない。そして、できればコメントがなくても、わかるコードがよい。コメントが増えれば、それだけ解読側の負担が増すからである。

このように、応用範囲があり、読みやすくなってることが汎用性である。汎用性を意識していないコードは、プログラミングではないといっても過言ではないだろう。では、汎用性のあるコードはどのように身につけていけばいいのだろうか。

身につけ方

一つの回答としては他人の書いたコードを読むことである。このコードのこういうところはいいとか、こういうところはダメとか。実際に自分の目で見て勉強することである。これによって、自分と他人のコードを比較することができるし、自分のコードの悪い癖も見つけることができる。ただし、独学での場合は専用の本などで勉強することをおすすめする。たとえば、新装版 リファクタリング―既存のコードを安全に改善する― (OBJECT TECHNOLOGY SERIES) Martin Fowler などは汎用性を意識したコードの書き方を詳細に説明してあるため、おすすめである。

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