森喜朗の問題発言についての解読

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森喜朗氏の差別発言が問題となっている。彼はオリンピック組織委員会の会長であり、日本の元首相である。そういった経歴を持つ彼であるが、問題発言をよくすることで知られている。

今回のJOC臨時評議員会での発言もそうである。女性に対する偏見の目を持った発言で国内外から批判を浴びている。この記事ではそれに対する擁護や批判はしないが、純粋に国語の視点からそれを解読する。つまり、全文に対して一つ一つの意味を解読していく。

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女性のいる理事会は時間がかかる

 

①これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。②だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。③これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかる。④女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。

(引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a2148b9c62351b9b54bff6338dbc4d8ac6cd9af8)

まず、第一段落目の発言である。①では、女性理事を4割増やすことに対して不満を示している。②では増やすことに対してデメリットを述べている。まとめると、女性を4割に増やすのは反対である。なぜなら、女性の理事は時間がかかるからである。

そして、③以降では女性が理事をすることについて、ラグビー協会の例を出している。「ラグビー協会は(女性が増えてから)今までの倍時間がかかる」。④では文意が読み取りにくくて申し訳ないが、5人で終わるものが10人になってしまうと言いたいだろうか。

 

女性は競争意識が強い

 

①女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。②誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。③結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、④女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。

(引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a2148b9c62351b9b54bff6338dbc4d8ac6cd9af8)

次に、第二段落の文である。女性が競争意識が強いことを先に結論づけている。②では①の結論に対して、原因を述べている。③では、「新聞からまた悪口を言われるかもしれないが」とメディアに掲載されることについてあらかじめ警戒しており、④では、女性を増やす場合について発言の時間を規制する必要性について述べている。

①私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおられますが、みんなわきまえておられます。②みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。③ですからお話もきちんとした的を得た、そういうのが集約されて非常にわれわれ役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです。

(引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a2148b9c62351b9b54bff6338dbc4d8ac6cd9af8)

最後の第三段落である。①では、組織委員会の女性がわきまえていることについて一定の評価をしている。そして②では、①の言い換えで、組織委員会の女性がどういった人たちなのか述べている。③も、女性が(組織委員会の)役に立っていることを述べ、「欠員があると〜」以降も女性に対する評価で終わっている。つまり、第三段落では女性に対する肯定的な評価を下している。

まとめ

第一段落と第二段落では女性に対して否定的な意見を述べ、第三段落では肯定的な評価を下している。しかし、第三段落でも「わきまえる」という言葉の受け取り方によっては必ずしも良い意味で言っているようには感じられず、むしろ上から目線で、悪い意味として受け取ってしまう可能性がある。どちらにしても、話がちぐはぐしてることは否めないように感じられる。

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