やらせ以外のレビューで気をつけること

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はじめに

Amazonや楽天・・・どの通販サイトでも言えることであるが、商品を購入する際のレビューは信憑性のあるもの、ないものが存在する。対応としてはステマややらせのレビューを避けることはよく知られているが、それ以外の判断方法は意外にも少ない。それを紹介してるサイトもほぼ皆無と言っていいくらいに存在してない。そこで、この記事ではやらせ以外のレビューについて紹介する。つまり、商品の見分け方について、どういった判断方法があるのか、それを紹介する。ただし、自分は本の購入がメインなので、本の購入を想定した見分け方を書いているが、本をそれ以外のものに置き換えても差し支えはないだろう。

3つの観点

レビューが信頼できるかどうかは次の観点から見る必要がある。

つまり、

  • 事実であるかどうか
  • 感情的であるかどうか
  • よく使われる言い回し、レトリックを使っているかどうか

これら3つの観点を考慮する必要がある。

事実であるかどうか

まず、事実であるかではあるが、これはレビューの内容が真実であるかどうかを示している。単純に「この本で書かれている内容は事実ではない/事実である。」と書かれてても判断材料として考えるには説得力に欠ける。事実だけではなく、それと判断できるための根拠が示されてるかどうかが重要になる。根拠が示されてなければ根拠もない絶賛、中傷として扱うべきであろう。また、論理的に根拠が根拠として成り立つには十分ではない場合も同様である。

感情的であるかどうか

その本に対して極端に絶賛したり、もしくは散々にこき下ろした評価かどうかもレビューを見分ける方法の一つである。情熱をかけて、もしくは嫌悪感をこめてレビューする・・・それらは変哲もない内容だと思われるが、客観的にみると「この人は個人的な感情でレビューしているのでは?」と感じてしまう。「この本は聖書のようだ」「この本は買う価値なし」など、個人の主観でレビューされると、妥当な判断しているとは言いがたい。

よく使われる言い回し、レトリックを使っているかどうか

最後になったが、よく使われる言い回しも重要な判断材料になる。「今までの本にはなかった」「当たり前のことが書かれている」「これは絶対に読むべき本だ」「この本は〜にとっては必須の本だ」など、こういった言い回しを使ったレビューもまた注意するべきである。本人が意識するしないにも関わらず、このような言い回しも本の評価を不当に変え、人を騙す道具になってしまうからである。言葉が思い浮かばなくて多少ありふれた表現を使ってしまうことはあるかもしれない。しかし、それでもそういったものは極力さけてレビューして欲しいものである。以上、大雑把にではあるが、商品のレビューで気をつける観点を紹介した。

自分がレビューするとき

では、逆にレビューする人が気をつけるべきことはなんだろうか。もちろん、上で取り上げた観点を取り込むことは必要である。つまり、①事実であるかどうか②感情的であるかどうか③よく使われる言い回しであるかどうか。これら3つの観点は自分がレビューするときでも必要になってくる。

事実であるかどうか

その本に書いてあるものが事実であるかどうか。事実/事実ではないと判断した場合、それに対する根拠が必要であることは述べた。しかし、それだけではレビューの説得力を高めるにはいたらない。その記述か本当にあるかどうかも本を評価する上で重要だからである。できれば書かれてある箇所、および何ページにあるかを書いて、「ここのこれは〜だ。なぜなら・・・」と書くのが理想的である。

感情的であるかどうか

自分の文章が感情的であるかどうか。「これは汚らわしい」「読むだけでうずうずする」などの感情に関わる形容詞は極力使わない。情熱をこめて書くのはいいがそれらは逆効果になる。正義感にかられたレビューを見ても納得できる人はいないだろう。「この作者は嫌いだ!」は私怨だし、「この作者は好きだ」はファンの感想である。そうではなく、読み手に必要なのは本に対する妥当な評価である。絶賛しすぎず、落としすぎない、そういった一歩引いた視点である。つまり、感情をむき出しにしない文章を心がけるべきである。どんなにそれに思い入れがあっても、あくまでも淡々と書く。それに尽きる。

よくある言い回しかどうか

よくある言い回しかどうか。「今までの本にはなかった」「これは絶対に読むべき本だ」など、商品のレビューには必ずといってもいいほど、こういったありふれた言い回しが登場する。しかし、ありふれた表現は本の評価をする上では障害になる可能性がある。技巧を凝らして凝った文章を書けとは言わないが、ありふれた表現は一見正しく見えるようにうつってしまうため、人を騙してしまう。したがって、できるだけそういった表現を使わずに、読み手に語りかけるように文章を心がけるのがよい。以上が自分が商品のレビューをするときの注意点である。

まとめ

Amazonや楽天などの通販サイトで、レビューに対して気をつけることと、自分がレビュアーになって気をつける点を3つの観点から取り上げた。それは、①事実であるかどうか②感情的であるかどうか③よく使われる言い回しかどうか、である。このことによって、レビューを見るときはレビューの質を見極めることができるし、逆にレビューするときはレビューの質を上げることができることを述べた。国語力を鍛えることによってそれらはさらに精度をあげることができるので、もっと上を目指したい人は取り組んで欲しいと思う。

 

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