キーワードで探すということ
質の高い情報を探すとき、とくにネットではキーワード検索からはじまる。SNSから探す場合は誰かが紹介した本やホームページにリンクをたどることが多いが、キーワードからたどる場合は一から探さなければならない。ただし、キーワードによってはすぐに見つかったり、なかなか見つからなかったりする。そのため、探す場合のキーワードは要領よく行わなければならないが、このキーワードで探すというのがくせもので、検索のアプローチを間違うと永遠にたどり着けない可能性もありうる。では、キーワード検索をどのように活用したら検索効率を高められるか、それを考えてみる。
一般的な探し方
キーワードはまず、パッと頭に思い浮かんだ言葉をもとに検索する。それで目当ての情報がなければ別の言葉をキーワードにして検索する。おそらくこのやり方が一般的であるが、ほぼ思いつきで検索していくため、言葉が思い浮かばなければたどりつけない場合がある。つまり、思い浮かんだ言葉以外では応用が利かない。
複数のキーワードを設定する
応用が効くようにするにはもうすこし踏み込んで探してみる必要がある。単語単位でいえば、複数のキーワードで検索する方法がある。具体的には、キーワードの後に空白をおいて別のキーワードを加えてみるやり方である。複数のキーワードを設定しておいて、それが使われてるサイトに行き着くのである。このやり方によって、目当ての情報を探していく。
言葉の抽象度を変える
また、次のようなやり方もある。キーワードの抽象度を変えていくというやり方である。あまりに具体的に設定したキーワードは、それがピンポイントで使われている場合は有効であるが、必ずしも目的のキーワードが頻繁に使われてるわけでもないのである。たしかにキーワードは関連するもので検索していく場合が多いが、言葉の抽象度によって見つかるものも実際には存在する。したがって、具体的な情報は具体的なキーワードで、抽象的な情報であれば抽象的なキーワードで、というふうに自分の欲しい情報によって、キーワードを変えていくのである。
このように、キーワードを増やしたり、または抽象度を変えていくことによって、目的の情報を探しだす。このアプローチによって、キーワードを使った検索がより効率的に行えるようになると思われる。この方法は、文系にせよ理系にせよ、共通で使える方法である。
普段から仕入れる情報とは
以上は、知らない情報を知りたいときの調べ方である。普段から仕入れておく情報とは若干用途が違うことに注意しておくこと。普段から手に入れる情報は一般的には教養と呼ばれるもので、広い意味でいえばキーワード検索をしやすくするときに役立つ。つまり、教養があればその分野のジャンルの用語を知ることができ、なおかつ、知識のストックも増えていくので、目的の情報に行き着くのが容易になるのである。教養を身につけながらキーワード検索をするのが、質の高い情報を知るための手がかりになると思われる。
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