消費者視点で考える
好きな絵やイラストを描いてお金を稼げるようになりたい。今は初心者で何も描けないけど、SNSでたくさんフォローをもらって、いろんな人からたくさん依頼を受けるようになりたい。神絵師になりたいという人はたくさんいる。
そのための技術的ノウハウは、実際に活躍している絵師さんやイラストレーターの人が紹介しているが、逆に依頼している視点(見ている人、フォローする側)からみて、仕事の依頼を出したい人、ひいてはSNSでフォローしたくなる人はどのような人で、どのようなやり方でSNSを運用しているかを紹介しているものは少ない。
そこで、消費者視点から見て、仕事を依頼したくなるSNSの活用方法を考察する。まずは、NG行為からである。
ネガティブ発言はNG
SNSで重要なのは、ネガティブ発言をしないことである。
例えば、
- 他の人が描いたイラストを貶す、批判する(この人は下手、ダメだ等)
- 死にたい、消えたいといった発言を繰り返す
- 差別的な発言(民族、宗教、人種は問わず)
あまり自分では遭遇したことはないが、このような発言をする人には声をかけづらくなってしまう(関わりたくなくなってしまう)。人の絵を悪くいう人は何様?という印象がするし、死にたい発言を連発する人には仕事を最後までこなしてくれるかどうか不安になる。差別的な発言ならなおさらである。
ネガティブなことを言えば言うほど、絵の作成依頼をしたくなくなってしまう。
イラストに関する情報が少ない
絵師を名乗っておきながら、イラストを載せていないのはもちろんであるが、イラストに関する情報が少ない人も依頼をしづらいと言える。
具体的には
- 構図やポーズ、角度、顔の表情がいつも同じ
- 背景がない
- 絵柄が安定しない
といった情報である。ポーズがいつも同じだと、他の角度からの絵は描けないのかな?という印象を持ってしまうし、いつも背景がないと背景が描けないのかな?と思ってしまう(Vtubeやアバターであれば別かもしれないが)。
絵柄が安定しないのは特に重要である。意図してやっている、またはその絵柄で描けることが保証されていればいいが、自分の好みの絵柄で描いてもらえるかどうか、不安になってしまうからである。
絵柄が安定している人に依頼したいのが、消費者視点である。
日常的なことを言わない
絵師は一人の人間ではあるものの、あまりイラスト以外のことを日常的につぶやかれても、いつ絵を描いてくれるのだろうと思う。
毎日のようにゲームや漫画、アニメの話をする・・・そういった日常生活に関わるつぶやきは否定できないものの、やはりイラストが好きでフォローしたい人もいることも忘れてはならない。
もし日常的なことをつぶやきたい場合、別のアカウントを用意するのもいいかもしれない(実際に別に作っている人はいる)。
では、NG行為ではなく、SNSの運用方法はどうするのかについて、以下に紹介する。
ポジティブな発言をする
ネガティブな発言は原則としてNGであるが、ポジティブな発言をする人には声をかけやすい。したがって、依頼もしたくなる。
たとえお世辞だと思われても、たとえ嫌いな人が現れても、グッと堪えて、ポジティブに発言することが重要である。ネガティブな発言をすると悪意がなくても炎上する可能性があるため、できるだけ良い自分を見せて、悪い自分を見せないようにすること、それが大事である。
イラストに関する情報を盛り込む
「イラストに関する情報が少ない」でも述べたが、イラストに関する情報をおおく盛り込むと依頼する人も悩まないで依頼したくなる。
いろんな角度、いろんな顔の表情を描いてる。そういう人だと安心して絵の依頼が頼めるからである。
SNSではいろんな人がいるため、わずかな情報であっても依頼がくる可能性もなくはないと思うが、できるだけみる人の不安を(特に技術的な側面については)取り除いてあげた方がいいだろう。
まとめ
以上、絵師のSNSを活用する方法について考えてみたが、どうだろうか。自分自身は絵を描いたりすることはないが、絵の依頼をすることがあるため、消費者視点で思ったことを買いてみたつもりである。
もちろん、ここで書いてることが全てではないので、自分に合ったスタイルでSNSを活用することが大事だと思われる。
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